鯨ノート

聖地巡礼と旅の記録

公共交通機関で行く!ゴールデンカムイ聖地巡礼2018【釧路・阿寒編】

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2018年12月15日(土)
北海道は観光閑散期。
寒いし、雪は半端に積ってるし、楽しい冬のイベントは年明けからだし…。
そんな時期こそ聖地巡礼が捗るってもんですよ!

人がいないからな!!
というわけで、冬のゴールデンカムイ聖地巡礼釧路・阿寒編お送りいたします~。

旅程

1日目

07:00~11:00 札幌→釧路
(特急スーパーおおぞら1号)
11:20~11:35 釧路駅前→市立病院
(2若草団地線 市立病院経由)
11:40~13:00 釧路市立博物館
13:07~13:22 市立病院→釧路駅
(55南北線 東高校行き)
13:30~14:00 釧路駅でご飯買ったり
14:10~15:55 釧路駅前バスターミナル→阿寒湖温泉 ●阿寒丹頂の里
16:00~16:30 テルチェックイン
16:30~ 散策(アイヌコタン)
19:00~20:20 アイヌ料理の店ポロンノ(アイヌコタン内)
20:30~21:00 古式舞踊(●■アイヌシアターイコロ)
21:00~ 温泉とか

2日目

朝食&◆阿寒湖散策(◆ボッケ)
09:40~11:40 阿寒湖温泉→釧路駅バスターミナル ●阿寒丹頂の里
12:00~13:00 ●フィッシャーマンズワーフMOO 幣舞橋
13:25~14:17 釧路駅前バスターミナル→鶴見台
(阿寒バス 鶴居保養センター行)
14:17~14:54 鶴見台
14:54~15:10 鶴見台→釧路市湿原展望台
(阿寒バス 釧路駅前行)
15:10~16:33 釧路市湿原展望台
16:33~17:14 釧路市湿原展望台→釧路駅前バスターミナル
(阿寒バス 釧路駅前行)
17:30~18:30 炉ばた煉瓦
19:00~22:58 釧路→札幌

■=ゴールデンカムイスタンプラリー
●=北海道スマホスタンプラリー
◆=聖地

宿泊・交通費

  • 宿泊 1人7380円(2人利用、和洋室、クーポン適用)
  • 特急 片道5610円(トクだ値
  • ホテル送迎バス 片道1000円
  • 博物館行きバス 片道220円
  • 阿寒バス 往復2240円

今回の宿泊は「北海道ふっこう割クーポン」(終了)を利用して鶴雅リゾート「花ゆう香」さんに宿泊しました。
1泊1部屋9000円引きになりましたよ!ありがたや~。

特急はJRのえきねっと「トクだ値」を利用しました。
土日は札幌発の一番早い列車と釧路発の一番遅い列車が40%オフになります。

阿寒は同じ釧路市でありながら釧路駅からはおそろしく離れており、路線バスで行くと2時間近くかかる上、片道2700円かかります。
そこで、阿寒湖温泉宿泊者限定「まりもエクスプレス」を利用しました。
片道1000円で冬季は釧路駅間、夏季は網走駅間往復送迎してくれます(要予約)。

巡礼スポット

巡った順に振り返っていきます~。
まずは札幌から釧路へ、特急スーパーおおぞらで4時間の移動です。

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時間はかかるけど指定席の電車移動は快適。

釧路市立博物館

釧路駅に着いたら早速、スタンプラリースポットの釧路市立博物館へ向かいます。
路線バスを使用して「市立病院」で下車します。
バスでのアクセスについてはこちら

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こちらが博物館入り口。
バス停からは徒歩5分もかからないのですが、入り口を探すのにちょっと手こずりました。
凹んでかくれているのですよ。雪もあったから尚更ね…!

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早速中へと入ります。
と、その前に源次郎をゲット!

1階は釧路の自然がメインの展示でした。
湿原についての解説なんかもあって興味深かったですよ~。

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「なんてこった」
やりたかっただけです。

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推しを並べるのもやりたかっただけです。
ちょっと失敗しましたが…。

アイヌ関係の展示は4階にありました。
12巻第113話、カムイホプニレの儀式で使われていた道具たちも展示されていました。

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「疑って悪かった。もっと飲んでくれ小熊ちゃん」(12巻 第113話)

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先生のサインもありました。
釧路市立博物館はこれまでの反省を生かして1時間弱時間をとりました。

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バス停が丹頂鶴でかわいい。

釧路駅に戻ってからはバスで食べるご飯なんかを調達します。
コンビニやおやき屋さんもありました。

阿寒湖温泉街

釧路駅からホテルの送迎バス(まりもエクスプレス)に乗り込みます。
乗り場の詳細が分からず迷いましたが、普通に駅手前のロータリー沿いだったと思います。

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雌阿寒岳かな?

阿寒湖

阿寒湖温泉に到着して早速ホテルのチェックイン~とロビーに入ると…
阿寒湖が!!!

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チェックインもまだですが、たまらず飛び出してきました。

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夕焼けに染まる阿寒湖。
美しい…!!

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阿寒湖温泉の宿は阿寒湖沿いに建っているので、ロビーからすぐ湖畔に出られます。
天気が良い日は素晴らしい眺めです。

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お部屋からも阿寒湖が見えました。

アイヌコタン

お部屋に入って一息ついたところで散策に繰り出します。
本当はこの時間ボッケ遊歩道に行くつもりでしたが、暗くなりすぎていたので翌朝に持越し。
暗い中、まりもの手湯で手を温めたりしながらホテルの近場をうろうろしてからの…

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アイヌコタン!

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アイヌコタンは夜遅くまでやっているのがありがたい!

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とはいえあんまり遅くなりすぎると閉まっちゃうお店もあるので注意~。

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頭に雪積っててかわいい。

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この日の夕食は民芸喫茶ポロンノさんでいただきました~!
アイヌ料理が食べられます!

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ヒンナヒンナ!

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実は先回りしてスタンプ獲得していました。
ポロンノさんにはこんな素敵なものも…

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「頼めよ。『おやつをください尾形上等兵殿』と」
ノリノリでカメラを構える上等兵と小熊ちゃんの図。

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サインも見せていただきました!
他にも先生がいらっしゃった際の貴重なお話もお聞かせいただいて、大変楽しかったです。

この後、阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉古式舞踊を見ました。
本物のホパラタが見られますよ!
夏季はイオマンテ火まつり、また新しく「ロストカムイ」も始まったので必見ですね。

この後ホテルに戻り、一人勇んで温泉へと繰り出した中の人に悲劇が…。
あまりにも悲劇だったので心のうちにとどめておきます(呟いたけど)。

花ゆう香は内風呂のみですが、同グループ「鶴雅」の温泉も利用できて無料シャトルバスも遅くまで運行しています。

温泉から戻る頃にはこの気温でした~。

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寒ッ!

ボッケ遊歩道

久々のホテル飯にテンション爆上がりの朝。

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朝食後、散策に出ました。

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お部屋から見えた観光船のりばの裏の方から遊歩道に入れました~。

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冬の遊歩道はこんな感じ。

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まだフロストフラワーには時期が早すぎたか…。
フロストフラワーの残滓のようなものが。

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温泉の湯気が草にくっついて凍っています。

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そしてついにあの場所へ…。

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来たッ!

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若干凍ってるけどボッケです!

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じーっと見ていると、たまにぶくっと泡が。

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「ボッキか…」(12巻 第120話)

 満足したのでホテルに戻ります。

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遊歩道側から見た花ゆう香。
朝の散策はとっても気持ちがよかったです。

阿寒丹頂の里

まりもエクスプレスに乗って、また釧路駅に戻ります。
車窓からエゾシカちゃんいっぱい見えたよ。

バスの立ち寄りで道の駅「阿寒丹頂の里」に行けます。

往路の立ち寄り時は、駅で買い込んだものでそこそこお腹いっぱいだったので、帰りになにか買おうと考えていたのですが、嬉しい誤算が。

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かにの鉄砲汁とふかしじゃがいもの無料配布が!

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バスの中でいただきました~!

釧路駅周辺

釧路駅

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戻ってきたぜ釧路駅

フォッシャーマンズワーフMOO

写真とか一切撮ってないけど、お土産を買うべくフィッシャーマンズワーフMOOに向かいました。
釧路駅から1km徒歩13分ほどですが、中途半端に雪とか氷とかあって歩くの結構大変でした。
大抵の釧路土産はここで揃うかも。

浦田菓子舗

MOOから駅へと戻る途中、全くノーチェックでしたが気になるお店が…!
外壁の看板に「丸木舟」と書いてあったのですよ。

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こちらがその「浦田菓子舗」さん。

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なんと創業1907年!つまり明治40年
ちょうどゴールデンカムイの時代ですね…!
日曜定休なのですが、この日は偶然やっていました。

tabelog.com時間がなかったので、丸木舟だけ買って駅へと急ぎます。

鶴見台

釧路駅のコインロッカーに荷物を預け、阿寒バスに乗って50分弱。
結構遠いので、そのうち「乗り過ごしたかな?」と思ったくらいで目的地に到着します。

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鶴見台にやってきました!
ここ鶴見台では給餌の時間に丹頂鶴がたくさん集まってきます。

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あんまり美味しくないと噂のサロルンカムイ。

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大半は地面の餌に夢中ですが、たまにどこからともなく飛んできます。
まあ彼らも餌目当てにやってきたのですが…。

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美しい。

釧路湿原展望台

鶴見台から釧路駅行の阿寒バスで15分ほど、ついに我らが推しの聖地へ…!

天気が良ければ夕日がきれいとのことでしたが、生憎の曇り空でした。
建物の中の展望室もありますが、ガラス越しではなく生で!できるだけ近くで見たい!
というわけで遊歩道からサテライト展望台へ向かいます。
若干暗くなってきた不安を抱えつつ、すれ違う人もいない遊歩道を淡々と進みました。

その先に待っていた絶景がこちら。

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ここが釧路湿原…!!!!

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彼らが駆け抜けたあの釧路湿原…!!!!!

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雄大釧路湿原を前にはしゃぐ二匹。

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サテライト展望台は2か所ありました。すぐ近くです。

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スケールの大きさに圧倒される。

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ずっと眺めていられる景色でしたが、バスの時間もあるし暗くなってきたのでそろそろ…。
名残を惜しみつつ、湿原展望台へと戻ります。

バスの時間まで湿原展望台の1階をふらふら。
釧路湿原Tシャツも売ってましたよ。

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右側の遊歩道は冬季閉鎖中だったので、左側を行きました。

しかし展望台からは湿原が遠い。
もっと…もっと近くで湿原を感じたい…!!!
もっと近くで湿原を感じられるスポットがあったのでこの夏リベンジ予定です。

リベンジしました↓

dnsksik.hatenablog.com

炉ばた 煉瓦

この旅最後の晩餐です。

「炉ばた煉瓦」さんは明治末期に建てられた煉瓦造りの倉庫を改築して使用しているんだそうです。
写真はうっかり撮り損ねました。そういうところだぞ!

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北のハスカップソーダ

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ししゃもと海老と鮭のチャンチャン焼き。
他にも色々食べましたが飯を前にすると写真どころではない。
tabelog.com

釧路駅

そろそろ釧路ともお別れ。

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人もまばらな駅前通りを歩きつつ、釧路駅に帰ってきました。

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スーパーおおぞらに乗って帰ります。

さらばだ釧路。
また夏に来るぞ釧路。

まとめ

今回は聖地巡礼というよりはスタンプラリーを回収しつつ、観光して回る旅になりました。
基本的に車がないと観光しづらい北海道ではありますが、公共交通機関や宿の送迎バスを駆使することで十分充実した旅になります。
ただし夏季と冬季では運行している路線や時間が違うので注意。

時期としては半端な時期だったので、作中ままの風景を見ることはできませんでしたが、人が少ないので撮影にはもってこいでした。
釧路湿原(11、12巻)の聖地巡礼には夏、阿寒湖(18巻)の聖地巡礼には1~2月がベストかと思います。

釧路でもう一個所聖地(港文館)を逃したので次回リベンジしたいです。

釧路リベンジはこちら↓

dnsksik.hatenablog.com

お土産レビュー

浦田菓子舗さんの丸木舟を買ってきました。
時間が経ちすぎてお値段忘れてしまいましたが、ひとつ100円弱したので一箱800~900円くらい…?

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こちらが外箱。
お上品な佇まい。
熨斗つけますか?と聞かれたので、そういった贈り物にも使われるのでしょう。

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中はこんな感じ。

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日持ちは1週間くらい。

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そこはかとなく丸木舟型。

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外の生地はやわらかい。
中は餡子ですが、クルミが入っているためかほろほろとした食感。
お上品なお味で美味しかったです。