鯨ノート

聖地巡礼と旅の記録

ゴールデンカムイ聖地巡礼2019 スタンプラリー道東5エリア制覇の旅!~2日目 弟子屈・阿寒~

道東巡礼の旅2日目ッ!

雨は……降っていないッ!
晴れてる晴れてる!!

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「晴れ」判定が次第に甘くなっていく我々であった。

2日目は釧路を発って、弟子屈経由、阿寒までの旅です。

ピリカ号~弟子屈エリア

この日は阿寒バスの定期観光バス、ピリカ号で移動する。
ホテルで朝食をしっかりいただいてから、駅前バスターミナルで受付を済ませ、バスに乗り込んだ。

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出発~!

このピリカ号、定期観光バスということでバスガイドさんがつく。

HP記載ルートの一箇所目、「釧路湿原北斗展望台」の車窓見学だが、見えるのは右側
紹介される景観のほとんどが右側だった気がするので、往路で座るなら右側推奨。

ただ日が差すのも右側なので、日差しが苦手な方は左側の方がよいかもしれない。

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バスの中はこんな感じ。
キャリーケースはトランクに収納してくれた。

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走ること1時間。
途中、車窓からエゾシカの親子が見えた。

摩周湖摩周湖第1展望台)

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はじめの降車ポイントは摩周湖
9時40分頃到着。

ゴールデンカムイには出てこないが、日本で最も透明度の高い湖として有名だ。
世界でも2番目とのこと。

看板があるのは売店前。
ここは木が茂っていて湖があまりよく見えない。

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というわけで、こちらが摩周湖
青い!

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左の方に見えるのが、カムイシュ島。
シュはアイヌ語で老婆という意味だそう。

アイヌユーカラによる伝承が残されている。

コタン同士の争いに敗れたコタンの老婆が、孫を連れて逃げていたところ孫を見失い、探しながら摩周湖のあたりまでやってきて、摩周岳のカムイにそこで一晩休むことを許されるが、老婆は疲れ切って動けぬまま、島になってしまいましたとさ。
人がやってくると孫かと思い、老婆が嬉し涙を流すのだ。
それが摩周の霧なんだとか。

中の人の文章だとアレなのでググってwikiでどうぞ。

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「泣くなよバァチャン…」

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今日は霧で真っ白なんてことがなくてよかったね!

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売店前にシマリスちゃんが!しっぽ長い!

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かわゆい。
シマリスちゃん結構いた。

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本日のソフトクリームノルマ達成。
その名も摩周ブルー。
お味は…それほどインパクトがなかったのか忘れてしまった。

黄山(硫黄山レストハウス

今回のスタンプラリーの中でも難所と言える弟子屈エリア。
トニを迎えに行く。

10時半頃到着。
着いて早々レストハウスに向かった。

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入り口入って右手奥の方にポスターがあった。
ここはあまり大々的にやっていなかったので結構探した。

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黄山!トニ!!

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12巻第119話
「そいつらは硫黄山で苦役させられた囚人だろう」

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柵の手前まで近づける。
足元の岩に触ると温かい。ブラタモリで予習した。

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とても黄色い。

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蒸気でムッワァァァと暑い。

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黄山に佇む都丹庵士。

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温泉卵を買ってバスの中で食べた。

屈斜路湖(砂湯)

お次は屈斜路湖
11時15分頃到着。

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屈斜路湖だ!温泉だ!

12巻で杉元たちが入っていたのはこのあたりの川湯温泉であるはず。
しかしここでの滞在時間は20分。
また機会があれば、川湯温泉に宿泊してみたい。

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こちらが屈斜路湖

砂湯はキャンプ場になっているので人が沢山いた。

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「スギモト!巨大なレタッチリ(白鳥)がいるぞ!」

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飲める温泉。
ほんのりしょっぱかった。

大した写真がなかったので、ここでまた、友人から借り物のお写真を…。
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こちらが12巻第119話、美幌峠からの屈斜路湖
ここは車がなければ厳しいかもしれない。

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バスの車窓から見たペンケトー。アイヌ語で上の湖。
左上の方にパンケトー(下の湖)もある。

阿寒湖温泉

ホテルの前で下ろしてもらった。
12時50分頃到着。
予定時刻より15分ほど早い。

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今回宿泊する御前水さん。

荷物を預けるついでにホテルの受付で「イオマンテ火まつり」「ロストカムイ」「カムイルミナ」のチケットを購入。

当初、カムイルミナ→イオマンテ火まつり→ロストカムイの予定だったが、カムイルミナは時間ごとの枠があり、19時~の時間は既に埋まっているとのこと。
「全部見たいんですけど…!」と相談したところ、ホテルの方がスケジュールを考えてくれた。

ロストカムイは土日祝のみ15時からも公演しているので、こちらを見てからホテルにチェックイン。
夕食をとってから、20時15分からのイオマンテ火まつりを鑑賞し、カムイルミナ会場へ向かう。
21時か21時15分のカムイルミナに参加できるだろうという算段。
完璧です…ありがとうございます…!

ロストカムイ・カムイルミナのセットチケット+イオマンテ火まつりが一番お安くなるとのこと。
ただしセットチケットは予約ができない。
しかしまあ、チケットを買っている以上入場はさせてもらえるだろう。

阿寒湖アイヌ生活館

「郷土料理 奈辺久」で昼食の予定だったが、40分待ちと言われ断念。
食事の店を探しつつアイヌコタンをふらふらすることに。

途中目に入ったので、前回行けなかったアイヌ生活館を見てきた。

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アイヌ生活館。
入場料はお気持ちで投入する。

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中の展示。

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右側にガラスケースがある。

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博物館と比べると多少雑然としている感は否めないが、お気持ちで運営されているのでね…!

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外にも展示がある。

食事処 海兵

そろそろ何か食べたい…。
でも、あんまり重いものは…。
しかし、わかさぎの天丼が諦めきれない…。

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縋る思いでやってきたのがここ、海兵さん。
地図を見て遠いと思い敬遠していたが、なんとホテルのほぼお隣だった!

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こちらがわかさぎ天丼のハーフサイズ。
驚くべきことに、これでハーフサイズ。
たしか600円ほど。
十分お腹いっぱいになる量だった。
この旅で食べたものの中で一番美味かった。

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海兵さんの前にある桟橋。
この日は灰色の阿寒湖。

ロストカムイ

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阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉でロストカムイを鑑賞する。

ロストカムイについてはこちら↓

www.akanainu.jp

ストーリーにレタラみを感じる。
PVを見た感じ「中華圏のゲームっぽい…!」という印象だった。

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アイヌシアター〈イコロ〉は後ろから3列目まで撮影OKになっている。
動画撮影のため後ろの方に座った。

ロストカムイはとにかく映像美というか空間美が素晴らしかったので、是非現地で見てもらいたい。
後半は古式舞踊とイオマンテ火まつりの豪華版といったところか。

紹介動画を貼っておく。

是非見てほしい。

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スタンプもゲットした。
フチーーー!

ボッケ遊歩道

チェックインの前にボッケ遊歩道を散策することにした。
アイヌコタンからボッケ遊歩道までは徒歩10分ほど。

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途中にあるまりもの手湯。
そこそこ熱い。

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今回はエコミュージアムセンターから入った。

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一瞬嫌な予感がしたが、ここの木道は安定していた。

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行く先々で見かける松浦武四郎

順調に歩きすすめ…。

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やってきましたボッケ!

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「ボッキか…」

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冬の方が煮え立ってる感があったような気もする。

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阿寒湖側に向かう途中でエゾシカ親子とエンカウント!

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人が居ても逃げないので、しばらく撮影させてもらった。

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「何見てんのよ」と怒られた気がしたので退散。

阿寒湖沿いの湖のこみちを歩きながら、去年気になっていた倒木を発見。

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18巻第173話、1コマ目の背景で間違いないと思う。
チヨタロウが悪ガキたちに羽交い絞めにされ、マリモを食えと押し付けられているシーン。

この帰り道、なにやら怪しい球体が現れたり声が聞こえたり…。
どうやらカムイルミナの準備がはじまっていたよう。
見事ネタバレを食らってしまった(大したネタバレでもないが)。
ネタバレを気にされる方は、夕方頃のボッケ遊歩道散策は避けた方がよいかもしれない。

ホテル御前水

ホテルに戻ってチェックイン。

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今回のお部屋がこちら。
バストイレつきの和室だ。
部屋指定不可の予約で不安だったが、とりあえずバストイレさえクリアしていればOK。
眺望はコの字になった建物の反対側なので、障子は閉めたままにした。

1時間ほどのんびりして、夕食を食べに再び外へ。

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の前に、気になっていた1階セルフサービス。
コーヒーとソフトクリームが食べ放題。
午後8時までということで、思い残すことがないよう3杯くらい食べた。
コーヒーにソフトクリームを入れて食べると幸せになれる。

民芸喫茶ポロンノ

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夕飯は前回もお世話になったポロンノさん。
18時半開店ということで、開店前から結構並んでいた。
他のお店を見てから入ろうと思ったら満席に…!
一組出てきたのを見計らい、するりと入店した。

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ユックオハウセット。

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ヒメマスのルイペ。
支笏湖のヒメマスも明治27年に阿寒湖から移植されてきたんだそう。
謂わば本場のヒメマス!ヒンナヒンナ!

イオマンテ火まつり

夕食を終え、再びアイヌシアター〈イコロ〉へ。
20時15分からの「イオマンテ火まつり」を鑑賞した。

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イオマンテ火まつりでは、ホンモノの「オホホホホーイ!!」が聴けるッ!

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生のトンコリムックリの音色も聴けるッ!

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生ホパラタも見られるッ!

一見の価値あり。

詳細はこちら↓
イオマンテの火まつり - 阿寒湖アイヌコタン

カムイルミナ

カムイルミナ…
海外のアレだしデ●ズニー的なノリなのかな…ついていけるだろうか…と正直不安だった。
ところがどっこい、カムイルミナは今回の旅で一番の伏兵だった!

イオマンテ火まつりが終わってすぐ、カムイルミナの会場に移動した。

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カムイルミナの会場は阿寒観光汽船の乗り場だ。

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昼間見たときと随分雰囲気が違う。
受付を済ませ、21時15分の回になった。

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待合室ではグッズなんかも売っている。

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21時15分回の待機列に並んだ。

入場すると、リズムスティックなる杖をわたされる。

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アシリパさんが持ってる山杖的な。
頭と脚が光って、音が流れる。
結構重い。

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これがコースの各スポットで光ったり鳴ったりする。
こうやって書くといかにも…という感じで、苦手な人は引いてしまうかもしれない。

だが、カムイルミナの何が楽しいって…

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杖の灯り以外まったく光源のない夜の森の中を歩けることなんだな!

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もちろん各スポットではストーリーに沿ったデジタルアートが展開された。

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ループ再生なので、着いた時点で途中から流れていたりすると、少し待ってはじめから見る。

ここであえて前の人たちから距離をとって進むと、真っ暗闇の中を進むことができる。
これは貴重な体験だ。
ただし、本当に真っ暗なので、うっかりコースを外れないよう気をつけたい。

こちらも紹介動画を貼っておく。

www.kamuylumina.jp

カムイルミナ、阿寒に宿泊するなら是非体験してもらいたい。

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ホテルまでの帰り道、かわいい猫ちゃんのいるお土産屋さんがあった。
カムイルミナグッズもちょっとお得に買える。

まとめ

  • ピリカ号は右側に座るとよい
  • わかさぎ天丼、穴場は海兵さん
  • ボッケ遊歩道には18巻第173話1コマ目の倒木がある
  • アイヌシアター〈イコロ〉は上から3列目まで撮影可
  • イオマンテ火まつり」「ロストカムイ」「カムイルミナ」で夜まで阿寒湖を満喫!


3日目からはついに網走入りッ!

1日目はこちら↓dnsksik.hatenablog.com

今回の行程と、交通・宿泊関連はこちら↓dnsksik.hatenablog.com