札幌発!日帰り登別ゴールデンカムイ聖地巡礼記
2020年1月。
「スタンプラリー開催有無はさておき、今年は登別と函館を回収したい」
という目標を打ち立てた矢先に行ってきたぜ登別!
まさかゴールデンカムイのラッピングバスが札幌~室蘭間で走るなんてことは、当時思いもよらなかったわけですが…。
偶然ラッピングバスと同じ便の高速バスを利用したので、スケジュールのまとめと、立ち寄ったスポットなどご紹介したいと思います。※現在は便が変更になています
と言いつつ、いつもの旅日記いってみよ~!
スケジュール
札幌発
高速白鳥号(道南バス)の始発で行くパターンです。
復路は高速むろらん号(中央バス)になります。
07:30-09:18 | 札幌駅前ターミナル→登別(道南バス高速白鳥号 ⑩のりば)【2070円】 |
09:47-10:05 | 登別駅前→登別温泉(道南バス 登別温泉行)【350円】 |
登別温泉滞在 | |
18:00-18:12 | 登別温泉→登別駅前(道南バス 資料館前行)【350円】 |
18:27-20:13 | 登別→札幌駅前ターミナル(中央バス高速むろらん号)【2070円】 |
登別のバス停はこのあたり(駅まで徒歩6分)↓
南千歳発
ほとんど需要はなさそうですが、南千歳から普通列車で行くパターンです。
ちなみに札幌からも乗り換えなしで行けますが、6:18札幌発になります。
07:13-08:40 | 南千歳→登別(JR千歳線 東室蘭行き)【1490円】 |
09:47-10:05 | 登別駅前→登別温泉(道南バス 登別温泉行)【350円】 |
登別温泉滞在 | |
18:00-18:12 | 登別温泉→登別駅前(道南バス 資料館前行)【350円】 |
18:26-19:22 | 登別→苫小牧(JR室蘭本線 苫小牧行き) |
19:29-19:49 | 苫小牧→南千歳(JR千歳線 手稲行)【1490円】 |
聖地巡礼スポット
登別駅
まずは登別駅。
高速バスで来ると駅まで徒歩6分くらいの離れたところに停車します。
JRで来ると、駅のホームはこんな感じ。
観光地感が漂っています。
登別駅はICカードが使えないので注意。
高速バスの人もバスを待つ間ちょこっと駅舎の中に入ってみてください。
クマさんたちがお迎えしてくれます。
ごん太くんは背中に乗せてくれます。
ケイ太くんは「俺は不死身の杉元だ!」ごっこに付き合ってくれます。
フンベ山
温泉街行きのバスまで時間があまってしゃ~ねえや、という方はマリンパークニクス方面に歩いて行って、踏切を渡ってみてください。
こちらは渡った先からの写真です。
駅の裏側にフンベ山という小山?があります。
結構傾斜があるので、注意です。
腐死身はこの辺でやめておきましたが、頂上からは海が見渡せるのかもしれません。
のぼりべつクマ牧場
※今年は6月30日(火)まで臨時休園だそうです。
公式サイトお知らせページ↓
4/20(月)~6/30(火) 臨時休園延長のお知らせ | のぼりべつクマ牧場 公式サイト
の・ぼ・り・べ・つといえば、クマ牧場!(クマぼくじょ!)
道外の人のために動画貼っておきますね。
道民ならば誰もが歌えるCMラップです。
しかし、道民でも実際に訪れたことがある人は案外少ないのではないでしょうか。
登別クマ牧場は、ゴールデンカムイとは切っても切れない関係にある「ヒグマ」の動物園です。
もちろん、野田先生も訪れておられます。
駅からバスに揺られること18分、登別温泉に到着しました。
ちなみに登別駅があるのは登別市の中でも南東の端っこの方。
ゆもと登別の通りをまっすぐ行くと、右手に坂道があるので登っていきます。
ロープウェイ乗り場の入り口です。
徒歩の方は階段を、車の方は隣の道路を進むと駐車場に辿り着けるようです。
クマ牧場はこの専用ロープウェイに乗って行きます。
チケット購入・ロープウェイ
ロープウェイ乗り場です。
お土産やクマグッズも売っています。
入場料にはロープウェイ代も含まれています。
そのため、大人1人2650円と、若干お高めです。
もうこれきり行かないや~という人は割引になるWEBチケットを買うとよいでしょう。
1年に2回以上行く人は、クマ牧場の会員になることをおすすめします。
当日の入場は3000円で、次回以降は1000円で入場できるようになります。
その上、1袋100円の「クマのおやつ」が4袋もらえるので、実質すでに元とれています。「クマのおやつ」は毎回もらえます。
更に入場3回ごとに温泉銭湯「さぎり湯」入浴チケットまで貰えちゃいます。
クマ牧場通い待ったなしです。
腐死身はもちろん会員になりました。会員証はスタンプカード形式です。
※入園券を買う時に申し出るとロープウェイカードがもらえるらしいですよ!
では早速山頂へ。
と、そのとき「とば号」が現れた!
「とば号」は冬季のみ運行されている、鮭を寒干ししてトバにするための画期的な装置。
のぼりべつクマ牧場の名物です。
ロープウェイの中には、先客クマがいることもありますので、驚かないでください。
とば号を遠くに眺めながら山を登って行きます。
山頂
山頂に着きました。
奥にあるのが食堂兼ヒグマ博物館兼展望台の建物です。
ロープウェイ山頂駅の横にはお土産屋さんもあります。
CMに出てくるやたらファンキーなクマ、Yeah君のグッズも売っています。
クマ橇です。
顔はめパネルもあります。
第1牧場
さっそくヒグマに会いに行きます!
第1牧場にはオスグマがいます。
階段を上ると柵があり、眼下にヒグマたちの姿が……ンカワイイッ!!
モッフ!!モフですよ!!!
お?
これは!!噂に聞くおねだりポーズ!!!
お口を開けて、おやつをキャーッチ!!
ンめちゃくちゃかわいい…。
ちなみに投げたおやつは高確率でカラスにキャッチされます。
人のオリ
第1牧場の階段の横に、人のオリなる通路があります。
そこでは、こんなに至近距離でヒグマと対面することができます。
まさに人間の方がオリの中に入れられているような感じ。
クマさんたちは人間を食べようと這い寄って…
…来るわけではなく、クマさんたちが寄ってきてくれる仕組みはこれです。
おやつをパイプに入れ、ハンドルを押し込むと外のパイプからおやつが飛び出し、クマさんがお口でキャッチしてくれるのです。
「もっとよこせ」と催促されることもあります。
足の裏がかわいいですね。
クマのおやつがなくなっても、人のオリにある自販機で買えます。
人間がクマ用自動給餌器になるわけです。
第2牧場
第2牧場にはメスグマがいます。
第2牧場は第1牧場に比べてクマさんがいっぱいいます。
第2牧場の魅力は、なんといってもクマさんたちの愛らしい仕草!
黒くてわかりづらいかもしれませんが、このクマさんは片脚を持ち上げてみせています。
この子は立ち上がってアピール。
こんな風にアピールされてはおやつもホイホイあげたくなっちゃいますね!
実際、4袋もあったおやつはあっという間になくなりました。
飼育員さんによるクマたちのプロフィール。
ここ、第2牧場では毎年5月くらいにセンタークマを決めるNKB総選挙が行われています。
お客さんの人気投票で神セブンが選ばれるというわけです。
うっかり写真を撮り忘れたのですが、ロープウェイ駅や山頂駅には歴代神セブンのポスターが貼られていたりします。
神セブンはグッズ化もされ、アイドル街道まっしぐらです。
今年はしばらく休園しているので、開園後に開催されるかもしれませんね。
子グマ牧場
こちらは子グマが生まれた年のみ、5月上旬~12月初旬に公開されています。
今年も子グマちゃんが生まれているようです!
お披露目の日が楽しみですね。
ちなみに冬は氷のアートが展示されていますが、撮影を失念。
寒さで思考が鈍っていたようです。
アヒル小屋
山頂に着いて早々目についたのがアヒル小屋だったりします。
ここではアヒルレースが行われています。
200円でレースに参加でき、見事1着のアヒルを当てたらオリジナルグッズがもらえるそうですよ。
このときはアヒルさんお休み中でした。
クマのおやつもここで売っています。
クッキー状のおやつ以外にも、果物やトバもあります。
ユーカラの里(アイヌコタン)
ゴールデンカムイファンなら是非訪れたいのがこのユーカラの里。
10月21日~4月末の間は閉村しているので、今回は立ち寄れませんでしたが、開村期は資料館の見学ができたり、チセで工芸品の販売等もしているそうですよ。
野田サトル先生の色紙もあるそうです!
リスの村
ユーカラの里の奥にエゾリスを飼育展示しているリスの村があります。
積雪状況によって見学できないこともあるそうですが、冬でも基本見学できる…?
寒さにやられて頭が回らず、ここまで辿り着きませんでした。
次回こそは…!
レストラン(クマ山食堂)
食券購入、セルフ形式の食堂です。
腐死身が訪れた後リニューアルされたそうですよ。
定番食堂メニューから、登別らしく閻魔ラーメン等もあります。
この日はラム丼をいただきました。
ヒグマ博物館
建物の2階がヒグマの博物館になっています。
ヒグマ専門の博物館は世界唯一だそうです。
2階に行くにはこのクマの横を通らねばなりません。
アイヌとヒグマの関わりについての展示もあります。
ヒグマの剥製がたくさん展示されています。
昭和の匂いを残した博物館でしたが、そこがまたよい。
冬は博物館を見て回るのも寒いのですが、今度はもう少しゆっくり見て回りたいです。
クッタラ湖展望台
建物の屋上が展望台になっています。
日本一丸いと言われている湖、クッタラ湖を眺めることができます。
クッタラ湖は白老町ですが、登別側からしか行けないそうです。
その道も、冬季は閉鎖されているようなので、冬の間は唯一この展望台から眺められることになります。
とば号
帰りにすれ違ったとば号。
空飛ぶ姿はなんともシュールです。
そんな感じで、のぼりべつといえばのクマ牧場でした!
現在休園が延長になっているようなので、訪れる際には公式ホームページを確認してみてください。
大湯沼川天然足湯
クマ牧場から下山し向かった次なるスポットは、大湯沼川天然足湯。
温泉が川となって流れる天然の足湯です。
石水亭の方にずっと歩いていくと、入り口が見えます。
冬に行けるのか不安でしたが、今年は雪が少なかったこともあり普通に行けましたし、人も結構いました。
雪が深い日は、地獄谷の入り口にあるパークサービスセンターで長靴をレンタルして訪れたという口コミも見かけました。
遊歩道を歩いてしばらくすると、川が近くなり腰を下ろせるような場所が現れます。
湯気が立っているのでわかるかと思いますが、流れているのは温泉です。
冬なのでぬるめでしたが、冷たいということはなく、脚もほんのりあたたまりました。
水かさは深いところも浅いところもあり、底は細かな砂状になっているので歩く際は注意です。
時間がないし温泉はちょっと面倒…という方も、ハンドタオル1枚持って足湯だけでも浸かってみてはいかがでしょうか。
秋には紅葉も楽しめるそうですよ。
地獄谷
はい!来ました!ゴールデンカムイの聖地in登別!!
20巻で菊田特務曹長らが都丹庵士と戦った場所ですね。
地獄谷は登別温泉の源泉でもある、爆裂火口群です。
名湯登別温泉を生み出したのはこの地獄谷なのです。
夏は天然足湯から遊歩道が繋がっているようですが、冬季閉鎖のようなので一度石水亭方面に引き返してから向かいました。
地獄谷周辺は多方面に遊歩道が伸びていて、周り甲斐があります。
多分鉄線池に方向に向かう途中だったと思うのですが…
ありました!20巻第191話の「登別地獄谷」です!!
石や山の形、石碑?の位置からここで間違いないと思われます。
ここぞとばかりにARトニを繰り出します。
硫黄くさいところばかりで出してごめんなトニ…。
パノラマで1枚撮りました。
迫力が物凄いです…。
階段を上っていくとナナカマドの広場に出ます。こちらにも展望台が。
下の方が近くて迫力がありましたね…。
おっと、この雪だるまは…?
マッちゃんそっくりじゃないですか!?
閻魔堂
フォ、フォントの限界が…
閻魔堂では、数時間おきに閻魔さまが怒るからくりが上演されます。
時刻表があるので確認しておくと良いでしょう。
この日も定刻に上演されるかと思いきや…
なんと閻魔さま凍結です!
寒すぎると上演されないこともあるらしいのでご注意。
閻魔さまといえば、登別は以前「鬼灯の冷徹」ともコラボしていましたね。
お饅頭屋さんにコラボ饅頭とうちわが売っていた気がします。
飲食店
今回立ち寄った飲食店をご紹介~。
ミルキィーハウス
ソフトクリームなんかを気軽に食べられるお店です。
是非とものぼりべつ酪農館のソフトクリームをいただきたかったのですが…
寒さで断念。
温かい飲み物をいただきました…。
温泉市場
海鮮なんかが食べられるお店です。
店内は結構混み合っていて、大テーブルで相席になったりもします。
そこで食べたのがこちら。閻魔焼きそばです。
閻魔焼きそばは登別温泉の各店で提供しておりますが、
- 北海道産小麦の平麺
- ゴマの風味が効いたピリ辛特製ソース
- 地場産食材
を使うというルールがあります。
このピリ辛ソースがうまい…!
温泉卵をトッピングすると、まろやかさが加わってさらにうまい!!
登別温泉を訪れた際は是非ご賞味いただきたい。
提供時間は少しかかるので、時間に余裕を持って訪れるとよいでしょう。
カルルス温泉
今回はスルーし、実は4月に訪れようとしていたのですが、外出自粛で断念したカルルス温泉…。
「登別温泉」より更に山奥の温泉とは現在の「カルルス温泉」のことであり
地元のアイヌはペンケユと呼んだ
(ゴールデンカムイ20巻 第193話「登別温泉」より引用)
有古力松の地元の秘湯です!!
すなわち有古力松の湯です!!!!
是非ともその効能を実感したいものですね。
有古力松の肌質を想像しながら浸かりたい…。
有古力松推しの方は宿泊してみてもよいかもしれません。
宿によっては無料送迎バスもあります。
日帰りの場合は登別温泉からバスで20分ほどで行けますが、本数は少ないので注意です。
ちなみにカルルス温泉という名は旧オーストリア帝国・カルルスバード温泉と似た泉質だったことから名づけられたそうですよ。
まとめ
- のぼりべつクマ牧場(~6/30まで臨時閉園)
- 地獄谷